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不妊治療の保険がこの春解禁!補助金がもらえる!?
この春、政府が少子高齢化対策の一環として高額な医療費が必要とする不妊治療を保障してくれる保険商品を解禁するんですって!
不妊治療は保険が適用されない
不妊治療にかかる費用はそれぞれ個々で違ってきますし、また通っている病院によってもばらつきがあります。
治療にかかるおおよその費用
内容 | 金額(1周期) | チャレンジ回数 |
タイミング法 | 2000円~2万円 | 年齢原因によりけり |
人工授精 | 1万円~5万円 | ~6回 |
体外受精 | 20万円~100万円 |
不妊治療にかかる費用は人それぞれ違いますが、だいたい数千円~数百万円といわれています。
中には1千万円かかったという方もいらっしゃる程、とてもお金がかかります。
保険が適用される治療は?
■初診・問診
医師が治療歴や生活状態を聞き、基礎体温の測り方などを指導します。費用は約1000~約3000円。
■基礎検査
・超音波検査(自然周期では月1回、排卵誘発周期で1周期に3回まで)
・血中ホルモン値測定検査
・フーナーテスト
・クラミジア検査
・精液検査
・子宮卵管造影検査(造影カテーテル、抗生剤の費用など一部自己負担)
・子宮鏡検査
■治療
・タイミング療法(指導)
これらの検査は病院によっても金額が異なりますがだいたい、合計2万円~4万円となります。
保険適用されない治療
・人工授精
・排卵誘発剤
・体外受精
・顕微授精
・凍結胚移植
・体外受精、胚移植(IVF-ET)
・顕微授精。卵細胞質内精子注入法(ICSI)
体外受精や顕微授精などは、保険適用外ですが、国や自治体から補助金がもらえる場合があります。
もらえる補助金は?
医師により、特定の治療以外での妊娠が困難だと診断を受けた場合には、補助金がもらえます。正式名称は「特定不妊治療費助成事業」。
例:東京都不妊治療助成金の場合
治療ステージ | 都道府県ホームページ上表記 | 助成金額 |
新鮮胚移植実施 | 治療ステージA | 20万円 |
凍結胚移植実施 | 治療ステージB | 25万円 |
以前に凍結した胚を解凍して 胚移植を実施 |
治療ステージC | 7.5万円 |
体調不良により移植の めどがたたずに中止 |
治療ステージD | 15万円 |
受精できず、又は胚の分割停止・変性 多精子授精などの異常授精により中止 |
治療ステージE | 15万円 |
採卵した卵が得られない、又は 状態の良い卵が得られず中止 |
治療ステージF | 7.5万円 |
卵胞が発育しない、又は 排卵終了のため中止 |
治療ステージG | 対象外 |
採卵準備中、体調不良により中止 | 治療ステージH | 対象外 |
申請したら必ずもらえるものでもない!
東京都の場合ですと、以下の条件をみたしている人が補助金を受けられる対象となります。
・申請日現在、東京都に住所がある(八王子市の区域を除く)。
・法律上の婚姻をしている夫婦である。
・特定不妊治以外の治療では妊娠の見込みがない、または極めて少ないと医師が判断したこと。
・指定医療機関で特定不妊治療を受けた。
・申請日の前年(1月~5月までの申請については前々年)の夫婦の合計所得額が730万円未満である。
上記を満たしていないと、補助金はもらえません。
※都道府県によって、もう少し高い補助金をだしてくれるところもあります。
また、自治会で補助金がもらえるところもあります。
しかし、いくら国から補助金がでたとしても実際にかかった費用と比べるとだいぶ少ないと思います。
妊娠するまでの期間は必ず決まっているものではありません。子供が欲しいと思って始めた不妊治療も終わりのみえないゴールの中、
金銭面が厳しくなり治療を休むまたはやめなけらばならないケースも多いかと思います。
せっかくチャンスがあっても、お金がなくなっちゃったから諦めなければならない….なんて悲しすぎますよね。
これだけ少子化問題がとりだたされているのに、不妊治療は保険外だし、国からの補助金は全然足りしでは子供を産みたくても
なかなか難しかったりしますよね。
たとえ、不妊治療が成功して子供を授かる事ができたとしても、不妊治療に高額な金額を使ってしまい、今度は子供を育てていく
お金がない!というケースもあるのではないでしょうか。
現在日本では、6組に1組のカップルが不妊で悩んでいるといわれています。そのうち、不妊治療を行っている人は466,960人も
いるんです。晩婚化も進み、不妊に悩む人はどんどん増えています。
不妊症、不妊治療という言葉をよく聞くようになり、深刻化しているのが現実です。
ですので、今回の政府の不妊治療を保障してくれる保険商品が発売されるのはとても嬉しい事ですね!
この保険は、病気やけがの治療に備える医療保険の特約として付加し、加入後に不妊症と診断されれば保険金を支払うという形になりそうです。
今、不妊治療に通おうか悩んでいる方・お金がかかるからタイミング法で頑張っている方などなど、この保険商品によって、不妊治療による
経済的負担が少しでも軽減され、不妊治療を頑張ろうというきっかけとなってくれるのではないかと思います。
この先、不妊治療での保険適用外の治療に関しても、保険適用に一歩近づくきっかけとなってくれたらとても嬉しいですね。